
上ノ国町の「花沢館」は、15世紀に本州系の和人が北海道進出の拠点として築いた城館です。
城館を築いたのは渡党と称する人々で、「花沢館」以外にも道内の渡島半島に全部で12の館を造りアイヌ民族や和人商人との交易に用いていました。
「花沢館」の館主となったのは、出羽の豪族である安東政季の娘婿・蠣崎季繁です。
1947年(長禄元)に起こったアイヌと和人の戦である「コシャマインの戦い」では、この「花沢館」も闘いの舞台となっています。
現在、「花沢館」は国指定史跡として上ノ国町に管理されています。
○札幌から花沢館へ:札幌駅→五稜郭駅→木古内駅→上ノ国駅下車
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