
「志苔館」は北海道渡島半島に和人が築いた北海道進出拠点の城館です。
道内最古の歴史書といわれる『新羅之記録』に記載されている12の館のうちのひとつで、築造は14世紀後半から末頃と推測されています。
同書には「志苔館」の館主は小林太郎左衛門尉良景であると記されていますが、太郎左衛門に関しては上野国(現在の群馬県)から蝦夷地に渡って来た一族のひとりということしか分かっていません。
その太郎左衛門は1457年(長禄元)の「コシャマインの戦い」で自刃して果てたと伝えられています。
○札幌から志苔館へ:札幌駅→函館駅下車
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